5/26に東京競馬場で行われたGⅠ・日本ダービーは1番人気のキズナが後方3番手から直線一気の末脚で差し切り勝ち。2着には3人気エピファネイア、3着には逃げ粘った8人気アポロソニックが入りました。

武豊騎手はディープインパクト以来8年ぶりで実に5回目の日本ダービー勝利!いよいよ最強の天才ジョッキー武豊が帰ってきた、という感じですね。

もちろんキズナの脚質的にはこれしかない、という戦法ではありましたが、勝つために出来る最高のルート取りと最高のタイミングの仕掛けで、武豊の真骨頂では無かったかと思います。
昨年途絶えたGⅠ勝利年数の連続記録を見るまでもなく、ここ5年の低迷ぶりはそれ以前と比較してしまうとあまりにも悲惨な状態でした。もちろんまだ色々と問題はありそうですが、あの憎たらしいくらい強い武豊が帰ってくるのであれば、以前とは違う形で中央競馬を盛り上げてくれそうな気がします。

2着エピファネイアの福永騎手は惜しい競馬をしました。
久しぶりに気合のこもった福永騎手の騎乗が見られた気がしますが、馬の力はともかく武豊の天佑に少しだけ及ばなかったのかも知れません。
ただ、今回のような騎乗が出来るのであれば近いうちにまたチャンスは巡ってくることでしょう。

そして、このダービーの陰で今様々な想いにとらわれているジョッキーがいます。
キズナのデビュー戦と2戦目で鞍上を務め連勝した佐藤哲三騎手です。

皆さんもご存じでしょうが、佐藤騎手はキズナを連勝に導いた後、昨年の11月に壮絶な落馬事故に見舞われ、内ラチに全身を叩きつけられるなどして開放骨折を含む全身8か所の骨折で、生命の危機と言える状況にありました。
半年経った現在は少しづつリハビリを行える状態まで回復していますが、「今まで自分が乗った中で最高の馬」と公言してはばからなかったキズナが武豊でダービーを勝ったのですから、その心中はいかばかりでしょうか。

最近佐藤騎手は「腰が引けた騎乗しか出来ないなら引退する。でもまだやり残したことがあるという想いもある」として、数回にわたる左腕の神経修復手術を経ながら復帰を目指しています。

今では珍しくなってしまった勝負師気質の個性派ジョッキーで、私も大好きな騎手ですから、簡単ではないとは思いますが、是非ともまたターフに戻ってきてGⅠで燃えるような騎乗を見せて欲しいと心から願っています。

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